お知らせ

特別セミナー

RNPomics: デングウイルス感染におけるウイルスRNA 相互作用の解明 

 (RNPomics: Elucidation of viral RNA-interacting network in dengue infection) 

開催日時】2024年9月6日(金)17:00


会場】北海道大学 理学部 5号館 3階 5-3-01室


講師】サリン チムナロン (SARIN CHIMNARONK)  先生 

     タイ マヒドン大学・分子生命科学研究所・准教授 


講演要旨

 RNAウイルスは感染後宿主タンパク質との相互作用ネットワークを介して宿主遺伝子発現の制御を行う。デングウイルス(dengue virus, DENV)は単一の約11万塩基からなるプラス鎖RNAゲノムを持つフラビウイルスであるが、ウイルスのライフサイクルにおいてRNAウイルス複製の詳細な分子機構及びヒト因子が果たす役割は依然として完全に明らかにされていない。

 私たちは酵母スリーハイブリッド(Y3H)という手法を利用してウイルスRNAゲノム全体をウイルスRNAポリメラーゼ(RdRp)および宿主タンパク質との相互作用について初めて網羅的な検索を実施した。その結果、デングウイルスの複製及び病原性はRNAゲノム上に隠されたRNAモチーフによって支配されていることを見出した。

 本セミナーではRNAウイルスゲノムが一種の機能性長鎖非コードRNA(lncRNA)であることに光をあて、時間が許せば新規抗デングウイルス化合物の開発の例も紹介する。


お問い合わせ北海道大学 先端生命科学研究院 尾瀬農之  structbio_ose[@]sci.hokudai.ac.jp


支部例会

2023年度支部例会は、2024年3月22日()にオンラインで行い、昨年度に引き続き東北支部との合同で、盛会のうちに無事終了することができました。

講演会・研究会

#24-01 「Molecular Studies on Rotary V-ATPase   

日時: 2024年6月14日(金) 16:30~17:30 

場所:北海道大学 理学部
2号館5 階2-507 室 

講師:⼤友 章裕 先⽣  
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若手ネットワーク

若手研究者(学生・ポスドク)の皆様へ

支部例会や合同シンポジウムなどの支部活動は、正会員が中心となり企画・運営されてきました。これに加え、支部活動全体の活性化ということを考えると、今後の学会及び支部を担う若手会員による積極的な活動が必要不可欠です。そこで、若手会員が連携できる「枠組み」を北海道地区につくることを目的に、北海道支部の主導で「若手ネットワーク」という組織を立ち上げ、その活動を全面的にサポートしております。

若手研究者の積極的な参加をお待ちしております。

お問い合わせ

[支部事務局]

(支部長)小松崎 民樹(北大・電子科学研究所 教授 

Email: biophy-h【※】sci.hokudai.ac.jp
【※】をアットマークに変えてください。